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  それって、ストーカーでは・・・  

  はっきり言って、はずかし屋だったんですね・・・  

  わしは、マリアに「好きだ!!」と告白もできずにそのまま何十年間過ぎてしまったんじゃ!!  

  うう,感動的だす・・・  

  だろうな・・・その性格じゃなぁ・・・  

  お前って、よくツッコむよなぁ・・・  

  まぁまぁ・・・  

  そして、わしが二十歳になった時の事じゃ!!帰国したマリアがわしの家にたまたま遊びに来たんじゃ!!   

  それから、わしは暇があった時、マリアといろいろ遊びに行ったりしてな!  

  わしにとっては、あれは最高の幸せのひとときだった・・・だが!!  

  ある日、マリアは出かける途中に事故にあってしまい、そのまま帰らぬ人となってしまった・・・  

  ・・・ぐすん・・(涙)  

  マリア様が、かわいそうですわ・・・  

  ううっ・・泣ける話でげす・・・  

  それから、マリアはどうなったの?  

  事故で亡くなった知らせを聞いたわしは、マリアの故郷に墓をつくってやったんじゃ!!  

  それから、わしはマリアの事が忘れられなくてな・・・  

  でも、ビックリしたぞい!! エーリッヒがマリアにうりふたつ似ているなんてな・・・  

  それで、私たちの所に奇妙な手紙を送ったんだな!!  

  ほんとにスマなかったな・・・許してくれ!!  

  許してあげようよ、シュミット君!!  

  そーだよ、別に悪気があってしたわけじゃないし・・・  

  気にくわねーな・・・散々人を巻き込みやがって!!  

  でも、もうすんだ事だし・・・  

  許してくれぇぇぇぇ〜!!(涙)  

  シュミット君・・・  

  ・・・・いいさ!!エーリッヒが無事でいてくれたら・・  

  じゃあ・・・  

  許すんだすね!!  

  ただし、一つお願いがある!!  

  何じゃ?  

  エーリッヒを元に戻す方法を知ってるのか?  

  ああ、そう言えばまだ女だったんだよな、エーリッヒって!!  

  みんな!!  

  豪!! そーいえばお前の事すっかり忘れてた!!  

  エーリッヒ君の具合はどう?  

  大変なんだ!! エーリッヒが、エーリッヒが大変なんだ!!  

  えっ!?  

  隣の部屋  

  おいっ!! エーリッヒ、エーリッヒ!!  

  エーリッヒがどうしたんだ?  

  シュミット!! 大変だ、エーリッヒが意識不明状態におちいって・・・  

  ・・・・・(眠っている)  

  エーリッヒ、しっかりしろ!!  

  ・・・・・ううっ!!  

  エーリッヒ君がどうしたんだ?  

  どうやら、エーリッヒ君はフローラに降臨したため、自分が何者なのか分からなくなってしまったのです!!  

  エーリッヒ君の夢の中では、自分が何者なのか苦しんでいる様です!!  

  鉄心先生が言うには、自分の正体が知ったとたんに不安が消えると言うのですが・・・  

  ここから、オラが説明するだす!!  

  今から、シュミット(アーサー)とエーリッヒ(フローラ)の悲しき物語をするんで、シュミット以外の人間はいろんな役をやらせてくださいだす!!  

  つまり、あんちゃんが「メイドその1」とかウンコ野郎が「村人その2」・・・というふうに役者を作ってセリフをカキコしてくださいだす!!  

  では、お話しのはじまり、はじまり!!  

  アーサー(シュミット)とフローラ(エーリッヒ)の悲しき物語------  

  アーサー様、いらっしゃいますか?  

  どうした、ジョゼフィーヌ!!  

  あの、アーサー様が、朝からいないのです!!  

  そら大変だべさー  

  なぜ、田舎弁・・・  

  どうしましょう、国王様からお呼びがかかってあるのに・・・  

  わかった!今、家来の者に探させるとしよう!!  

  あのさ、アーサーって誰なんだべ?  

  あのさ、アーサーって誰なんだべ?  

  同じ言葉を2回も使うなよ!!  

  アーサー様は、この国の十字軍の将軍で無敵の力を持つ人なんです!!  

  けっこう、女性の方には人気なんです!!  

  へぇ〜・・・すごい男なんだなぁ・・・  

  では、私は国王様からお呼びがかかったんで失礼します!!  

  大変なんだなぁ・・・ところでアーサーはどうするんべ?  

  そうだった!!今すぐ、アーサー将軍を探し参れ!!  

  その頃、アーサー将軍はと言うと・・・  

  それっ!!  

  なかなかやるな、アーサー!!  

  なーに、こんなの朝メシ前さ!!  

  十字軍はお前がいるおかげでこの所、連勝ばかりだ!!  

  そうか? もし俺が死んだらお前に将軍の名を譲ってもいいぞ、レオ!!  

  将軍か・・・悪くはないな!  

  アーサー様、こちらにいらしてたんですね!!  

  あの者は?  

  わが国王の城のメイドのアリスだ!!  

  ただ今、国王様から  

  国王様(鉄心)がどうしたと言うのだ?  

  今すぐ、私の所へ来いと言う知らせが!!  

  あの国王の事だ、行った方がいい!!  

  ・・・10分でこちらに向かうと伝えといてくれ!!  

  かしこまりました!!  

  おーすげーかっこいーだべ、なあ,ふらんそわさんや、  

  そうでげすわね!  

  そして、アーサーは10分後、国王(鉄心)のいる王宮に着いた!!  

  おお、待ったぞい、アーサーよ!  

  何よりもご無事で感激です!  

  知らぬ間に、こんなに大きくなって・・・あの暴れん坊だったお前が十字軍の将軍だとは・・・  

  驚きでございます!!国王!  

  ところで、国王、私に用事とは?  

  忘れちゃった、てへ  

  ちゅどーん  

  ・・・・・(怒)  

  と、言うのは嘘じゃが,実は・・  

  ねえ、ミリオ、  

  どうした?セレナーデ?  

  花の女神・フローラって知ってる?  

  フローラ!?何物なんだ、そいつ?  

  あのね、フローラって言うのは、春と花を司る女神様の事なの!  

  実は、お前に女神・フローラを探して来てほしいのじゃ!!  

  えっ!?  

  何でも、フローラは絶世の美女と呼ばれてるの!!  

  見つけたら、ただしにわしの所につれてってほしいのじゃ!!  

  つれてどうするんですか?  

  その女神をわしの「女王」として迎えるのじゃ!!  

  そんなにつかまえる事、出来ますかね?  

  大変!!国王様のワガママが来たわ!!  

  ええい、何でもいいから今スグフローラが見つかるまで帰ってくんな!!  

  わかりましたよ・・・(汗)  

  大丈夫なんでしょーか?アーサー様は?  

  たとえ、国王の命令とはいえ、断る事も出来ないでしょう・・・  

  こうして、アーサーは、国王の命令でフローラを探すはめになってしまった!!  

  さて、どうしようか・・・  

  まぁ、アーサー様ですわ!!  

  十字軍の将軍のアーサー様だ!!  

  子供がいるな、しかし知っているだろうか?  

  そこの君たち、女神・フローラを知ってるかい?  

  えっ!?  

  フローラ様ならアタシ知ってますわ!!  

  えっ!?どこにいるんだい?  

  アタシじゃないんですけど、アタシのおじい様がフローラについて何か知ってるかも・・・  

  そのおじいさんの所に案内してほしいんだが・・・  

  わかりました!! じゃあ、僕たちの後について来てください!!  

  こっちですわ!!  

  そして-----  

  何か、わしに用があるのかね?  

  この十字軍の将軍のアーサー様がフローラについて教えてほしいと・・・  

  何か、小さな手がかりでもいいんです、何か知ってますか?  

  そうじゃな・・・・そう言えば、ずっと前にフローラを北の湖の森で見かけたのぅ・・・  

  ホントですか、それって!?  

  ああ、この世にいないほどの絶世の美しき女神だったよ!!  

  フローラは花の形をした純系花人の間に出来た娘らしいんじゃ!!  

  花と春を愛し、自然や動物にも大切にしてたよ  

  ついてきちゃったけどいいんだべか・・・(こそこそ)  

  いいんじゃないですかだす、テツーオ?  

  いいんじゃないですかだす、テツーオ?  

  そこに誰かおるのか?  

  わぁっ!? しまったですかだす!!  

  しまった!!  

  君たちはさっきの・・・  

  いったい、何しに来たんじゃ?  

  俺にもフローラについて知りたいなぁ〜っと思って!!  

  僕もですだす!!  

  まあいいじゃねーだべか、  

  ・・・・まぁ、しょーがないか、ついて来ちゃったら・・・  

  まぁ、わしも気にはしないが・・・  

  じゃあ、続けてくれ!!  

  わしが、フローラを見かけたのは、確かわしがまだ15の時じゃった・・・  

  その時、わしは元十字軍の兵士だった時、ある戦争で足を重傷してしまったんじゃ!!  

  15で兵士になれるんだべか?  

  まぁ、15と言えば成人扱いだからなぁ・・・  

  へぇ・・・そうなんですかだす!!  

  足にケガを負ったわしは、痛みと熱のせいでその場に倒れてしまった!!  

  そして、気がついた時には目の前にフローラがいたんじゃ!!  

  フローラはケガしているわしに手当てをしてくれてのぅ・・わしにとってはフローラは聖母マリアのような人だったんじゃ!!  

  それから、わしはフローラの事を愛すようになってしまったんじゃ!!  

  しかし、足のケガが治るとともにフローラはわしの前から消えてしまったんじゃ!!  

  消えた!?  

  しまいにわしはフローラを懸命に探したが、とうとうお礼の言葉も言わないでそのまま時が過ぎてしまった・・・  

  かわいそうですだすな・・・(涙)  

  あれから、わしは思うんじゃ!!今、何をしているかと・・・  

  どこでフローラを見たんですか?  

  確か、あれは北の湖のほとりだったような・・・  

  そうですか・・・・  

  もしかして、おぬしフローラを手に入れるつもりか!!  

  まさか、国王様には手に入れろと言われましたが、国王の命令なんて聞けません・・こんなの  

  そうか・・・それだったらいい・・・行くのか、フローラを探しに?  

  ええ・・・女神と聞きましたからね! だまっているわけにも行きません!!  

  なーなー、オラもついて来ていいだべか?  

  僕も行きたいですだす!!  

  オラもそのフローラサンに会ってお話ししたいだべな・・・  

  ・・・いいぞ!!  

  やったですだす!! さっそく行くですだす(^−^)  

  まぁ、待て!!そんなにあせらなくても・・・  

  フローラが生きていたら、伝えてほしい・・・  

  「愛していた!」と・・・  

  ・・・それ、言わないとダメか?  

  お熱いですだすな〜・・・・  

  それは、僕のセリフですだす!!  

  フローラを探しに行くって…  

  あ、この時間誰もいないので…一人ごとになってますね…(しくしく)  

  下の私の台詞は却下して置いてくれ…(フローラを探しに行くって… )  

  ああ、伝えておこう…  

  ああ、伝えておこうの方が本当…(言わせたかった台詞)  

  本当に行くんですか…? あなた達は…(おろおろ)  

  んっ!? 今、フローラの声がしたんだが・・・  

  気のせいじゃないですだすか?  

  誰か、私を呼びましたか…?  

  誰がフローラですって…?私は、エーリッヒですよ…(−−;)  

  君を愛していたああああああああ!!!  

  あ、あ、あ、あなたは!!??だれ?  

  ・・・・・・・(ずてん)  

  げらげら  

  おい笑ってる場合じゃないだす  

  誰か俺呼んだ・・  

  私のエーリッヒに何をする!!(爆)  


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